5 Senses
5SENSES: Event Report
Photo by Keizo Kioku
日々の想像やひらめきから創造力を引き出すことで、人生はより豊かになる。
そんなブランドの想いのもと、プロジェクトが始動。「五感」をテーマに、それぞれの感覚を体現する新進気鋭の現代アーティスト5名が、BOMBAY SAPPHIREから得たインスピレーションをアート作品に昇華。
“五感にひらめきを与える、創造体験”との出会いを創出した。

2024年6月7日から29日まで、東京・西麻布のWALL_alternativeにて、BOMBAY SAPPHIREと共にアートを五感で愉しむ特別な空間を創出。
BOMBAY SAPPHIREを象徴する青の世界観と、五感アーティストの作品が共演する、唯一無二のアートバースペース。
ここでしか飲めないオリジナルカクテルを片手にアート作品を五感で愉しむ体験が、訪れた人の創造力をかきたてる。




ボンベイ&トニック
ボンベイ・サファイアが持つ深く華やかな香りと味わいをより感じられる、爽やかな味わいとほろ苦さが魅力の定番カクテル。

ボンベイ&トニック 京都 ひのき フレーバー
ボンベイ&トニックを味わったあとに、京都のひのきを使用した蒸留水のフレーバーを3プッシュして味の変化をお愉しみください。 京都 ひのきのウッディすぎず、やわらかく上品なフレーバーがボンベイ&トニックの豊かな味わいを引き立てる。

ボンベイ・サファイア オリジナルカクテル
味覚アーティスト・日比野菜穂と嗅覚アーティスト・和泉侃とがコラボレーション。世界で人気のジンカクテル、ジントニックが持つ 味覚のバランス「酸味・甘味・苦味」をトニックを使わずに、「ボンベイ・サファイアのオリジナルカクテル/琥珀糖/空間の香り」の 体験で創出します。3作品のレイヤーが重なるごとに変化するカクテルの味わいをお愉しみいただける。

5SENSES at MEET YOUR ART FESTIVAL 2024 (2024.10.11-14)
プロジェクトの集大成は、天王洲アイルの運河に浮かぶ帆船が舞台。
「五感で体験する参加型アート空間」をコンセプトに、BOMBAY SAPPHIRE のカクテルとアートを五感で愉しめる特別な空間をご提供。
BOMBAY SAPPHIREの青を象徴的に表現した空間に没入しながら、来場者ご自身が“創造に参加できる”体験を創出。


1F:Exhibition ~展示エリア~
五感アーティストが、BOMBAY SAPPHIREからインスピレーションを受け制作したアート作品が来場者を出迎える。
青の光に包まれるバーカウンターでは、クラシカルなボンベイ・トニックのほか、本イベント限定の特製オリジナルカクテルを、ウェルカムドリンクとしてサーブ。
五感を刺激するアートとカクテルが、まだ見ぬ創造の世界へと誘う。



B1F:Experience ~体験エリア~
船内地下に広がるのは、より深い青の世界。
カクテルやポプリの制作など、ご自身だけの創造体験に没入できる、参加型のアート空間を創出。
五感にひらめきを与える創造体験への参加を通して、ひとりひとりの創造力が解放されていく。



オリジナルドリンク(B1F)
B1F カクテル制作体験エリアでは、2種類のカクテルを選び、自由にボタニカルの濃縮液を組み合わせてオリジナルカクテルを制作できる体験を提供。
ボタニカルの組み合わせによる味や香りの変化を感じる体験を演出しました。


嗅覚アーティストからのコメント
ボンベイ・サファイアの世界観に身を委ねるような「青」を感じる
香りを制作しました。ジンの必須原料として使用されているジュニパーベリーをベースにしたウォータリーな香りは、空間全体を静かに包み込みます。香りがもたらす感性の拡張と作品とのシナジーによって、ボンベイ・サファイアの世界へとより深く潜り込む没入体験をお楽しみいただければ幸いです。
和泉 侃(いずみ かん)
1991年東京都生まれ淡路島在住。アーティスト / Olfactive Studio Ne ディレクター
香りを通して身体感覚を蘇生させることをテーマに活動するアーティスト。植物の生産・蒸留や原料の研究を行い、五感から吸収したインスピレーションのもとに創作活動に励む。作家活動と並行し、香りを設計するスタジオ「Olfactive Studio Ne」を発足。調香の領域にとらわれないディレクションで、チームと共に香りで表現される世界の可能性を広げている。

触覚アーティストからのコメント
海の向こう側を想像すること。ボンベイ・サファイアを初めて口にしたとき、今まで行ったことのない異国の文化や風土を追体験したような感覚になりました。世界各地から集められたボタニカルが織りなす新鮮なハーモニーと澄み切った青いボトルは、遠い海の向こうにある様々な景色や人々の営みを想像させます。日本という島国から世界を見渡すと、そこには常に広大な海が広がり、他国との明確な国境を認識することができません。我々にとって青という色はある種の絶対的な輪郭として、その向こう側を想像させる色なのかもしれません。
菅原 玄奨(すがはら げんしょう)
1993年東京都生まれ。「テクスチャーと触覚性」をテーマに、FRP(繊維強化プラスチック)や粘土を主な素材とした彫刻作品を発表。昨年からFRPを主な素材とする従来の制作の傍ら、作陶に用いられる粘土を新たな素材として、素焼き=テラコッタでの表現に取り組み、菅原自身の原初的な体験をもとに、粘土の触覚的な要素と、作品が成り立つプロセスを可視化することで、彫刻の表面性を再考する試みとなっている。

視覚アーティストからのコメント
とおく透きとおる青に包まれながらも無色透明なボンベイ・サファイア。けれども、何種類もの自然物を蒸留した複雑さを持ち合わせている。その複雑さに相反するような透明-不可視な液体と、その透明さを可視化するようなガラスの関係。これは、自然の世界のなかにある見えざる働きに気づいたときに、不可視の繋がりを感じるような、私自身の感覚にもつうじている。ボンベイ・サファイアの色とガラスの素材に着想を得てセラミック、平面作品へと結晶化する。
高山 夏希(たかやま なつき)
1990年東京都生まれ。平面作品を中心に、注射器などでアクリル絵具を射出する手法を駆使して絵画を描いている。流れる粒子のように絵具を扱い、それらを積層させてから彫刻刀などで削り出すなど、触覚的あるいは彫刻的ともいえる手法を用いて制作をしている。現代の中で失われてしまった様々な物体と人間の関係の回復を試みるように、マテリアルへの感触を表現へと昇華している。人・動物・モノ・環境などが一体性をもった自然観をもとに、高山の作品世界はひろがっている。

味覚アーティストからのコメント
本展では、ボンベイ・サファイアの香り付けに欠かせない10種類の
ボタニカルに焦点を当てました。「香りを纏う」をテーマに、象徴的で華やかなジュニパーベリーの香りを纏った秋の柑橘カクテルと、ペアリングフードとして一口菓子を制作しました。
日比野 菜穂(ひびの なほ )
1991年生まれ。原材料にこだわり、その土地の季節の野菜や果実、ハーブと対話して生まれた食事から、普段は眠っている感覚を目覚めさせる食卓の提案をしている。またその食卓を通して人と人をつなぐことを大切にする。製菓会社での和菓子の開発や京都の飲食店での経験を経て、2018年より世界的に活躍する京都「Farmoon」のオーナーシェフ船越雅代に師事。2023年より岐阜県美濃加茂市にて季節の野菜と果物が楽しめるレストランnichicaを主宰。

聴覚アーティストからのコメント
ボンベイ・サファイアのボトルを、部屋の明かりに透かしてみると、
まるで海中から水面を覗き込むようだった。だけど少し振ってみると
音がする。ボトルの外にいる僕の耳元で。視覚と聴覚が、水中と空中の知覚が、クルリとつながるような… そんな感覚を表現してみました。
布施 琳太郎(ふせ りんたろう)
1994年東京都生まれ。iPhoneの発売以降の都市における「新しい孤独」や「二人であること」を、自ら手がけた詩や批評などのテクストに基づいて制作された、絵画、映像、インスタレーション、キュレーション、ウェブサイト、イベント企画などを通じて実践している。